記憶

2005年11月19日
今日は県内のとあるところへちょっと遠出。
園芸仲間のS嬢と。
道中男毒吐きまくり(~〜~;)ノ
帰りは急いで園芸屋めぐって、葉牡丹とビオラを買ってきた。
冬の寄せ植えにするのだ☆

で、メインイベントは殿訪問。
殿はだいぶ言葉も戻ってきて、なんだかいい調子だ。
自分で、補助つきだけど起きて、車椅子に乗れるようになっていた。

しかしながら、やはり記憶の部分に後遺症があるようだ。
OTを見せていただいたが、作業を覚えるまでに時間がかかる。
それでも一生懸命やっていた。
だいぶ会話が成立するようになってきているけど、どこまで復活するかはわからない。

帰りしなに普通に他愛ない話をしていたら。
彼は不安だと言った。
先のことを考えると不安だと。
だんだんと過去の記憶が明瞭になってきているとは思っていたが、ついにこの段階にきたんだと思った。
自分のおかれている状況を受け入れなければならないという苦痛を感じ始めているのだ。
記憶は残酷だ。もう二度と見ることのない情景を鮮やかに映し出す。
彼は日々、過去になってしまったその情景を思い出しては悲しくなるだろう。

自分に出来ることが見当たらない。
その場しのぎで励ますことも出来ない。
かといって現実を突きつけることも。当然出来ない。
ただただ、きくだけだ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索