ねむれない。

夜、のりとのみに行った。
カワカミさんも来てて、楽しくのんでた。
宴もたけなわの頃、外でサイレンが鳴った。
気づくと店に煙がうっすら漂ってた。
外に出ると、煙と人で、一瞬パニックに陥った。
すぐ近くで火事だった。
一緒の店でのんでたキョウコの家のすぐ裏で、キョウコはすごい勢いで帰っていった。
のりとはぐれたので、キョウコ宅へ。
火はどんどん大きくなった。
目の前で見ながら、頭が重くて、脳がぐらぐらした。
何度も涙が出そうになったけど、類焼の危険があったので、バケツに水くんだり、家具よけたりして、それどころではなかった。
野次馬から、家の中に人がいることをきいていた。
怖かった。

二軒もえた。
類焼した家は、最初私が見たときは何ともなくて、家の主人が表にたっていたはずだ。
そのへんにいた記者によると、二人が行方不明らしい。
あの炎の中で人が燃えていたと思うと、怖くて、もう眠れなかった。
マイコに25時までつきあってもらって、どうでもいい会話をした。
風呂に入って、髪を5回洗った。
それからうとうとしたけど、5時半に目が覚めて、また風呂にはいった。